教科書デジタル化のメリット、デメリットは?

ニュース
kreatikar / Pixabay

これも時代の流れの一つでしょうか。

教科書のデジタル化へ向かた動きが前向きに進んでいきそうです。

5Gの到来、VR空間、SNSの発達などデジタル化は進化し続け、ペーパーレスを目指す一般企業も多く、諸外国では既に取り組みされていたりと、教科書はデジタルに必ず移行されていくものと考えるのが妥当ではないかと思います。

しかしながら、一方で予算や健康問題などデメリットも数多く挙げられています。

政府も方針を打ち出した教科書のデジタル化のメリット、デメリットについてまとめてみました。

●教科書デジタル化のメリット│PC、タブレット1台で済む

教科書がデジタル化になると印刷された教科書が不要になる訳です。

パソコンもしくはタブレット1台に教科書データが入っているとなれば、それだけ持っていれば準備完了です。

翌日の授業を確認して、ランドセル内の教科書を入れ替えたり、重い教科書を毎日持ち帰る必要も無くなります。

教科書の忘れ物が無くなったり、軽くなるというのはメリットの一つと考えられます。

※教科書の持ち運びが無くなるとなれば、ランドセルそのものの存在意義すら議論され始めるかもしれませんね。

●教科書デジタル化のメリット│教育の幅が広がる

教科書がデジタル化されると動画やアニメーションなどを用いて、興味関心を惹く内容も作れます。

画面をタッチすることで、例えばグラフが動いたり、〇×問題で即回答がわかったりなど、アイディア次第で可能性は無限に広がります。

インターネットに繋いで、関連資料へのリンクなど出来れば横展開もできて幅広く見識を広げることも可能になります。

情報アップデートで時事問題などリアルタイムに近い教育も可能になるのかもしれません。

また、音声読み上げもあれば英語などはネイティブな発音を学べたり、視覚にハンディキャップがある人にも使えます

印刷物のように「刷ってしまえば変更ができない」では無くなるので、後からでも編集、追加もできるようになると必然的に教育の幅も広がりますよね。

●教科書デジタル化のメリット│検索ができる

特定の情報を学びたい、見直したいというときに、検索ですぐ希望の場所へたどり着けるのもメリットの一つです。

何ページもめくって探す手間が省けるので効率的な学習が期待できます。

▲教科書デジタル化のデメリット│視力などの健康への危惧

一般的にパソコンやタブレットを見続けると、視力低下や姿勢の悪さから健康問題へ繋がることが予想されます。

幼いうちからデジタルに触れることはとても良いことだと思いますが、メガネが必要になったり、肩こり、首痛などに悩まされることになると子供が可愛そうですよね。

小中高時期は心身の成長に大きく関わる時期になると思いますので、教科書をデジタル化するなら、健康に対するフォローもしっかりと整備していく必要がありそうです。

▲教科書デジタル化のデメリット│予算や所有権、壊れた時は?

教科書がデジタル化になれば、使う媒体はパソコンかタブレットになるでしょう。

バージョンなどの統一の為に、パソコンやタブレットは支給されると良いですが、教科書代が無くなる分一部負担、もしくは全額負担になる可能性も否定できません

仮に無償で支給されたとしても、その所有権はどうなるのか

タブレットだと子供が持ち運んで壊れてしまったり、忘れて盗難にあうという可能性も大いにあります。

そういった時に代替え機はどうなるのか

また、機械には当たり外れががあるもので、動作が不安定だとどうするのか

壊れたり盗まれたりした場合は、保護者負担になってしまうと親としては毎日ヒヤヒヤですよね。

こんなに不安に駆られることは、そうそう無いのではないでしょうか。

教科書のデジタル化が導入されるのであれば、こういった点もしっかりとガイドラインが作成されると思いますが、内容によっては大きな反発が出てくることが予想されます。

▲教科書デジタル化のデメリット│学習能力の低下

教科書のデジタル化が導入されると、検索が楽になったり便利になる一方で「記憶に残らない」「書くことが減り漢字力の低下」などの懸念の声もあります。

デジタルだと確かに効率や良くなるかもしれませんが、アナログで書いたりして苦労して学んだ分、記憶に残り学習に繋がるというところもあると思いますので、便利ばかりを追求するのも気がかりな点です。

■教科書デジタル化のメリット、デメリット│ネットの反応は?

教科書のデジタル化導入に向けて、ヤフーのアンケート20,000万人程がが回答している時点で
反対65%と世間的にはあまり前向きではありませんね。

教科書デジタル化

出展:ヤフーニュース

もちろん賛否両論ありますが、目立つ声としては「共存」です。

全てをデジタル化ではなく、例えば音楽や理科など音声や映像で学んだ方が効果的な教科を選別して一部デジタル化導入する。

他の教科はQRコードを付けて、関連情報など付け加えるなどして共存していくことが良いのでは?、という意見が多く見受けられました。

政府にはこういった世間の声に耳を傾けてくれるのでしょうか。

■教科書デジタル化のメリット、デメリット【まとめ】

新型ウイルスの影響で世界中の人々の生活模様は一変しました。

5G通信やVR空間などインターネット世界も進化をし続けており、諸外国では既に進んでいる地域もあるようですし、教科書のデジタル化も当然の流れではないでしょうか。

あとはどのような内容で落ち着くかですよね。

ちゃんと国民の意見を聞いて納得いくような内容になるよう新政権に期待したいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました