コロナで「売れた」「売れなくなった」商品リストで「売れた」商品にビデオテープが4位にランクインしていました。
今の時代になぜビデオテープが?と思わずにはいられないですよね。
マスク以上に探すのが大変なような気もするのですが、もしかしたら通常の使い方以外にも何かニーズがあるのでしょうか。
ツイッターやニュースコメントなどでささやかれている、ビデオテープが売れている理由(説)をまとめてみました。
目次
■新型コロナウイルスでビデオテープが売れている理由(説)をまとめてみた
今回発表されているランキングの出どころは「インテージSRI」となっています。
ホームページを確認してみると
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ホームセンター・ディスカウントストア、ドラッグストア、専門店など全国約4,000店舗より収集している小売店販売データです。
とあり、今回のランキング集計対象がこれらであることが考えられます。
それを踏まえて、巷でささやかれている説をまとめてみました。
【ビデオテープが売れている理由】録画するため説
やはり有力なのが、ビデオテープを本来の目的として使う録画です。
現代でのテレビ録画と言えば、DVD、ブルーレイレコーダーが主流ですが、年配の方には根強くビデオテープが使われているところもあるようです。
今回の自粛に備えてテレビ番組を録画するために、ビデオテープが売れたのではないかという説です。
一番理にかなった理由ではないでしょうか。
年配の方はインターネットで動画を見るということができない人も多いはずですし、自粛中はテレビを録画して楽しむという発想からビデオテープにニーズが高まった。
一理ありますよね。
【ビデオテープが売れている理由】数字のマジック説
ビデオテープは現代ではほとんど売れない商品だと思います。
限りなくゼロに近く。
それが今回の自粛で(上記のような理由から)多少なり売れたことで、数字が大幅に上振れしたことによってランクインしてしまった説。
売上数ではそんなに大きくないかもしれませんが、対比率で見ると上がっていてランクインしてしまったという説ですが、それを言うと見えないところにそんな商品ってたくさんあるような気がします。
【ビデオテープが売れている理由】カテゴリ名説
ランキング表では「カテゴリー」としてビデオテープがランクインしています。
この“ビデオテープ”の中にはDVD-RやBD-Rなどのディスク関係も含まれているのでは、という説です。
確かにありえなくもないですが、少し違和感を感じます。
DVD-RやBD-Rなどのメディアは「パソコン周辺機器」扱いとしてカテゴライズされることが多く、目的が録画であってもビデオテープというカテゴリには入りにくいのではないでしょうか。
ただ、集計対象がスーパーマーケット、コンビニエンスストアなどと考えると、パソコン周辺機器というカテゴリそのものが存在していないとも考えれます。
それでも、データの出所であるインテージSRIは市場分析としてデータを収集しているようですので、正確な情報把握の為にも、カテゴライズはしっかりと整えるのではないでしょうか。
【ビデオテープが売れている理由】防犯カメラ説
お店を一時的に閉めるため、録画用の防犯カメラに使う説ですが、現在の防犯カメラはデジタルが主流です。
それにデジタルだと数週間の録画に対して、ビデオテープだと数時間とされています。
それを考えるとわざわざ入れ替えが必要になるであろうビデオカメラで防犯カメラをまわし続けることは考えにくいですよね。
様々な説がささやかれていますが、一番しっくりくるのは、年配方への需要の高まりでしょうか。
外出できない分、家にいるとテレビを見る時間も増えるでしょうし、ビデオテープで録画して楽しむ。
そんな現象が起きているのかもしれませんが、どこか釈然としない気持ちになってしまいますね。
ここ数ヶ月で人々の生活は大きく変化しました。
これまで経験したことがないような出来事が今まさに起きている中で、今回のような摩訶不思議現象が今後もでてくるのかもしれませんね。