最近注目されている9月入学案について、萩生田文部科学大臣も検討していることを発表しました。
【速報】
「9月入学」の検討萩生田文部科学大臣 は 「9月入学 について選択肢の1つ」として検討中を明らかにしました。
このまま欧米や欧州のように
9月新学期→7月終わりに切り替えても良いと思う??pic.twitter.com/u9u7ODubxA— あかね???akane/private account(Rusty_Lovely???) (@akane_bot_Rusty) April 28, 2020
9月入学は東京大学が独自に取り組もうとしたほど、以前から話題となるテーマですが、休校が続く現状に、前向きな検討が可能な状況にあります。
現実味を帯びてきた9月入学制案について、著名人はどう思っているのか、声を集めてみました。
目次
■【新学期9月案】賛成派:橋本徹氏
元大阪府知事の橋本徹氏も9月入学制には賛成と話しています。
「9月入学、今が最大のチャンスだ」「この4カ月でオンラインの教育環境を一気に整備すべきだ」橋下氏と玉木氏が意気投合(AbemaTIMES) – Yahoo!ニュース https://t.co/CJlDUiybiC
— 橋下徹 (@hashimoto_lo) April 27, 2020
9月入学はグロバールスタンダード。
多くの外国では9月入学が一般的です。
橋本氏も9月入学制にし国際基準に合わせることで、海外の大学へ進学する場合には必要なことと話しています。
また、現行の長期休暇としての夏休みは、1年間の学びを通していく上で間に挟むことは
非常に非効率としています。
アメリカなどは9月入学(新学期)し、6月頃に終わり、あとは長期休暇となります。
橋本氏も学年の終わりに長期休暇を与えることが本来の姿だと話しており、今が最大のチャンスだと力説しています。
■【新学期9月案】賛成派:尾木ママ氏
教育評論家の尾木ママも9月入学制は賛成派です。
尾木ママ氏も橋本氏と同様に国際基準に合わせることで、交換留学生などがやりやすくなり、優秀な人材を交流することで大学のレベルが上がる。
それに伴い小中高もレベルが上がり、全体的な向上につながることをポイントとして挙げています。
そして、現在の休校期間は地域により異なり、学業時間に差が生じています。
これを9月入学制にすることで、改めて一斉にスタートできるので平等に始められると話しています。
また、インターハイや様々な学校行事も復活することが可能になるという点も挙げており、
9月入学制賛成派となっています。
■【新学期9月案】賛成派:小池都知事(東京)
小池東京都知事も賛成の立場であることを表明しました。
9月入学制にすることで混乱は生じるだろうが、すでに今現在が混乱している最中だと話しています。
確かに、そう言われればそうですよね。
【17県知事が提言】小池都知事、学校の“9月入学”に「ありではないか」https://t.co/HZEpHD20Ec
「こういう時にしか社会って変わらないんじゃないか」「知事会の中で議論されれば、賛成する立場だ」と示した。 pic.twitter.com/jkSBHwe4AE
— ライブドアニュース (@livedoornews) April 28, 2020
■【新学期9月案】賛成派:吉村知事(大阪)松井市長(大阪)
大阪の吉村知事、松井市長も9月入学制賛成派でピンチはチャンスとも話しています。
世界の先進諸国はほぼ9月(8月)入学。今後、10年、20年先の日本の将来を考えた時、若者が世界で活躍しやすいように、日本も世界標準の9月入学にすべきだ。現在のコロナの休学に伴う学力格差を防ぐことにもなる。勿論、9月までの子供達の心のケアは当然担保する。明日の全国知事会で強くプッシュする。 https://t.co/6zxjQN00AD
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) April 28, 2020
萩生田大臣には是非決断して貰いたい!これはコロナのピンチをチャンスに変える事になります。 https://t.co/wBqlCCwwwd
— 松井一郎(大阪市長) (@gogoichiro) April 28, 2020
■【新学期9月案】 反対派:個人
著名人で反対だとアピールしている人は見当たりませんでしたが、個人では多くいます。
その理由の多くはやはり「混乱や戸惑い」といったところです。
新年度は4月という日本の文化を変えることへの抵抗。
変化を嫌い、保守的な日本人特有の性格を垣間見れたような気がします。
といった意見ばかりが目立ちました。
もちろん金銭的負担や学生の精神的な負担などを考慮したまっとうな反対意見もありましたが、反対派の意見としては現状を変えたくないという人の心理が大きいように見受けられました。
■【新学期9月案】 慎重派?:前川喜平氏
反対!と強く対抗している訳ではありませんが、前川さんの言葉には若干否定的な意見が目立ちます。
メディアでは、「今こそやるべき」というような意見も目立ちますが、社会全体の仕組みが変わることなので、こういう人もいても良いと思います。
いろんな観点から議論を重ねて欲しいですよね。
9月入学については、無責任な議論が横行している。ちょっと真面目に考えれば、その困難さが分かるはずだ。文部科学省で過去に何度も検討したことがある。今の高3生のためには、大学の9月入学枠をできるだけ広げることと、9月入学のためのセンター試験を来年6~7月に実施することを検討すべきだ。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) April 28, 2020
今年の小1を9月に入学させると、その12分の5は入学時に7歳になる。来年以降もそうするなら、義務教育の年齢を「6歳から」でなく「6歳5か月から」に変えることになる。もし来年9月の新入生を6歳に戻すなら、来年の4~8月に6歳になる子も加わるから、この学年だけ人数が4割超多くなる。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) April 28, 2020
【9月入学制 賛成or反対 まとめ】
著名人では賛成派が多く、9月入学制に向けて前向きに検討されていきそうですよね。
これからの議論では「本当に実現可能なのか」というところに焦点が合わされ、様々なシュミレーションを繰り返し検討されていくのではないでしょうか。
まずは終息に向けて国民全員一致団結することが最優先ですが、9月入学制の実現についても
注目ですね。