【新学期9月案】9月入学制のメリットデメリットは?学年はどうなる?

先行きの見えない自粛、休校で世界的には一般的な学校の9月入学制の提案が出てきましたね。

9月入学制は世界基準に合わせるため昔から議論されていますが、全国的に休校している今、みんな足並みそろえて9月入学、新学期9月案を実現するためにはチャンスと言えばチャンスですよね。

しかし、4月入学で根付いている日本の文化を変えていくには相当な労力がかかることは容易に想像できます。

そこまでして9月入学にするメリットはあるのでしょうか

そして、いったいどれだけのデメリットがあるのか、調べてみました。

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■9月入学制のメリット

9月入学制のメリット

欧米諸国をはじめ世界を見渡してみると9月入学制が一般的です。

それを踏まえて9月入学制にすることでのメリットは、

9月入学制のメリット

・欧米諸国と統一することで、留学しやすい

・入試の時期が温かい時期になる

・改めて1年を通して学べる

・インターハイなどスポーツ大会の再考が可能

といったところでしょうか。

順番に説明します。

・【メリット】欧米諸国と統一することで、留学しやすい

これは昔から言われていることですが、欧米諸国の9月入学に合わせることで留学がしやすくなります。

これは「行く」もそうですし、「受け入れ」もそうです。

現行の4月入学制では、留学生の受け入れに難があり、優秀な人材も入ってきにくいという課題があります。

9月入学制で留学生の受け入れがやりやすくなれば、海外からの優秀な人材を受け入れ、相乗して日本のレベルも上がっていくという期待が持てます。

・【メリット】入試の時期が温かい時期になる

毎年受験シーズンは雪やインフルエンザシーズンで、交通の乱れ、体調不良等で悔しい思いをする受験生が数多くいます。

9月入学制であれば、入試は6~7月になると想定され、比較的体調管理もしやすい時期なので、受験生にとっては学業に集中しやすくなります。

・【メリット】改めて1年を通して学べる

これは今年に限ったことですが、地域によってはすでに2ヶ月近く休校が続いており、5月からも実際に学校が再開されるのか不透明な状況です。

9月入学制としても、それまでに終息しているという確証はありませんが、9月から新学期が始まるとなれば、1年間の学業の時間を確保しやすくなります。

・【メリット】インターハイなどスポーツ大会の再考が可能

こちらも今年に限ったことになりますが、中止が決まってしまったインターハイや中学総体などのスポーツ大会の開催について、9月からの新学期となれば再考できることになります。

部活動も学生生活において、重要な役割を果たしていると思いますし、失われてしまった行事ごとのが再考できることもメリットのひとつと考えます。

■9月入学制のデメリット

9月入学制のデメリット

一方でデメリットも多く存在します。

現行制度を変えることになるので、その影響は大きいです。

9月入学制のデメリット

・学年の割り方

・就職活動、一般会計年度とのズレ

・日本特有の四季、季節感とのズレ

・現行受験生の精神的、金銭的負担

・保育園、幼稚園

デメリットは課題とも取れますが、順番に説明します。

・【デメリット】学年はどうなる?

現行制度だと4月~翌3月生まれを同じ学年としていますが、9月入学制になると9月~翌8月生まれに変わることが考えられます。

仮にそれがすぐに適用となれば、今まで同級生だった人が誕生日よって学年が変わることになる可能性が出てきます。

この空白期間をどのように定義するかで、学年が違ったり、あるいは人数が偏ったりする可能性が生じます。

・【デメリット】就職活動、一般的な事業年度とのズレ

日本の会計年度も4月から翌3月と定められており、それに合わせるように一般的に4月が新年度という会社が多く存在しています。

そんな中で9月入学制になると、就職した場合、9月に新入社員ということになります。

企業側も今まで行っていた採用活動時期を変更することになり、説明会や就活イベントなど業務の見直しが必要となり、社会的な影響も考えられます。

・【デメリット】日本特有の四季、季節感とのズレ(学校日程の変更)

これは慣れかもしれませんが、9月入学制になると、卒業は8月の猛暑です。

入学式も今の日本では涼しいとは言えない時期となり、今までとの爽やかな季節感とはギャップが大きいです。

入学式、卒業式、運動会、文化祭、修学旅行など、季節季節で感じていた学校行事も変更になることが考えられます。

これから新しく経験する人にとっては、それが当たり前になるかもしれませんが、今を知っている人間からするとギャップの大きさに戸惑いますよね。

・【デメリット】現行受験生の精神的、金銭的負担

現行制度での受験生は翌年の1月ごろに照準を合わせています

これが単純に5か月程も延びるとなると、精神的な負担が大きくのしかかります。

また、3月で卒業を控えていた人たちも8月まで延びるとなると、一人暮らしをしている学生にとっては家賃や光熱費等を引き続き支払う必要があり、仕送りをしている親御さんらにも金銭的な負担がかかるという可能性が生じます。

・【デメリット】保育園、幼稚園

9月入学制の影響は学校だけではなく、その前の教育過程である、保育園、幼稚園にも影響を与えることが考えられます。

学校が9月入学制となれば必然的に保育園、幼稚園も合わせる必要があり、保育士らにも相当な負担となることが考えらえます。

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■【まとめ】9月入学制のメリットデメリット

「デメリット≒課題」でもありますが、既に根付いている文化を変えることは容易なことではありません。

実現するにはあまりにも多くの困難が立ちはだかっています。

現状、先行きの見えない不安を多くの人が感じていると思いますが、もし5月6月で早期終息が達成できた場合、あえて9月入学制を取り入れる必要性も問われることになると思います。

やむなく自粛、休校せざるを得ない状況に、制度を変えるには最大のチャンスとも言えますが、社会的な影響も大きく、慎重な議論が求められるところです。

最後までお読みいただきありがとうございました。